8月に入りますと、いよいよお盆休みです。帰省ラッシュで大変なイメージのお盆ですが、幼馴染と会ったりいろいろ楽しい季節でもありますね。そんなお盆に関する雑学・豆知識クイズです。
お盆、なぜ『盆』という漢字が使われている?
- 仏教用語から
- 盆の上にお供え物を置く風習から
- 盆踊りが語源となっている
正式名称は『盂蘭盆会(うらぼんえ)』と言いまして、盂蘭盆経というお経が由来というのが有力だそうです。名称の由来ではありませんが、この盆はお供え物を置く容器を表しています。8世紀頃にこのような風習が日本でも定着したとか。
平安時代の蜻蛉日記にはお盆の事を何と書いてある?
- ぽにょ
- ぼに
- ぼんぼん
藤原道綱の母が作者の蜻蛉日記には『十五、六日になりぬれば、ぼになどするほどになりにけり』とあります。さすがに崖の上にいるやつではありません。
8月1日を釜蓋朔日と言いますが、これは何?
- お盆に向けて料理の準備をする日
- 地獄の釜の蓋が開く日
- 昔はお釜の蓋で飾り物を作っていた名残
釜蓋朔日(かまぶたついたち)と読みます。これは地獄の釜の蓋が開く日で、朔日とは8月1日のこと。この日からお盆というのが一般的。
お盆のお供え物は五供(ごく・ごくう)といわれる5つですが、次の中で五供に入らないのは?
- 花
- お金
- 香
ですよね(笑)五供とは『香・灯燭(とうしょく)・花・浄水・飮食(おんじき)』の五つ。香とは線香、灯燭はロウソク、飮食とは食べ物の事です。
線香やろうそくの火を消すときに息を吹きかけるなと言いますが、それは何故?
- 火種を飛ばして火事にせぬようにする昔の教え
- 息は不浄なものと考えられているから
- 見た目的にも行儀が悪いから
仏教では息は不浄、つまり穢れたものとされており、その穢れたものを吹きかけるのは失礼にあたるという理由からです。手か仏扇と呼ばれる専用うちわなどで消しましょう。右手は不浄という考えもあるので、左手で消すのが最善との意見も。ちょっと考えすぎかな。
そもそも仏壇にロウソクの火を灯すのは何故?
- ロウソクは知恵を表し、悟りを開くことから
- 周囲を清める浄化作用から
- 迷わないよう誘導灯の役割をしている
仏教ではロウソクの火はとても重要で、あの世とこの世の架け橋となっているそうです。清めてくれる役割もあり、仏教ではロウソクの灯りは知恵も表しているそうです。つまり悟りの象徴という訳ですね。それを息で消したらあかんわなそりゃそうだわ。
キュウリで馬、ナスで牛を作りますが、どっちが行きに乗るもの?
- キュウリの馬
- ナスの牛
ご先祖様が早く家に戻って来られるようにキュウリの馬に乗ってもらうそうです。帰りはゆっくり景色でも眺めながら帰って下さいという意味を込めてナスの牛を作るそうです。夏の旬の野菜ですから、すぐに手に入る野菜二つを使ったとされていますが詳細は不明だそう。これらの正式名称は『精霊馬(しょうりょううま)』と言います。牛は…。
迎え火と送り火という風習がありますが、迎え火とはいつやるの?
- 12日の夜
- 13日の朝
- 13日の夕方
13日からお盆が始まるのだから、12日に迎えるのかと思いきや13日の夕方にやります。ご先祖様を迎えるため、送るための火、です。
夏の風物詩である京都五山で焚く火、あれはどっち?
- 迎え火
- 送り火
五山送り火(ござんのおくりび)という名称で知られていますので、ちょっと簡単でしたかね。16日の午後8時より約1時間やっております。
五山送り火、『大・妙・船形・鳥居形』とあと1つは?
- 仏
- 経
- 法
松ヶ崎の『妙法』と呼ばれており、隣り合わせにあります。一番最初に点火されるのは東山如意ヶ獄と呼ばれる山の『大文字』です。金閣寺の裏山、大北山でも大文字が焚かれますので、大文字は2か所あります。
お盆に関する雑学・豆知識クイズでした。お盆の行事は親に任せっぱなしでよく知らない、という人はしっかりと頭に入れておきましょう。お盆が終わると一気に朝夕が涼しくなり、夏の終わりを肌で感じます。体調にも注意。